鎌女生の1日

午前

午後

放課後

※土曜日は必修の授業はありません。
(クラブ活動・土曜講座・補習・講習・コンピュータ室や図書室等で、学校を利用することができます)

チューターインタビュー

共感を起点にしたアドバイス

稲田 穂香さん
2019年 卒業
慶應義塾大学大学院 文学研究科
修士課程1年(2023年現在)

鎌女で過ごした経験を生かし、生徒の気持ちに寄り添ってフォローすることを心がけています。

 

たとえば、授業についていけなくなった生徒にとって、どこでつまずいているのか本人にも把握できていないために先生に質問するのが難しい場合があります。そこで先生と生徒の間をつなぐ存在として、何がわからないのかを一緒に見つけ出すところからゆっくり指導できるのが、チューターの存在意義だと思います。「基本はしっかり授業で身に着け、学校で完結させる」という鎌女の授業の特性を知っている私たちだからこそ、できる指導もあると感じています。また、担当の先生に、できるだけ生徒それぞれの状況を伝えることも大切にしています。

 

ノートの取り方やテスト直しの取り組み方、部活と勉強の両立の仕方などの普段の勉強法から、大学の選び方、受験勉強の進め方まで……。より立場が近い、身近な先輩として、気楽に相談できる相手になれたらいいなと思っています。そして先生方にとっても、普段は拾いきれない声を集められるような働きをしたいなと思います。

 

学校生活が円滑に進むように。「基本はしっかり授業で身に着け、学校で完結させる」という鎌女の授業の特性を知っている私たちだからこそ、できる指導も多いと感じています。同じ学校で6年を過ごした先輩として、共感を起点に、生徒を励まし、サポートしています。

「一緒に悩む」を大切に

宮澤 彩さん
0000年 卒業
一橋大学商学部3年(2023年現在)

問題の答えや勉強そのものを教えるだけでなく、勉強に取り組む姿勢から教えることが、チューターの大切な役割だと思います。わかるようになるために学ぶのが普段の授業なら、私たちの補習は「なぜわからないのか」から始めることが重要だと考えています。それが、みんなが同じ速度で学ぶ授業との一番の違いではないでしょうか。

 

その中で役に立つのが、中高生当時、自分が苦労した経験です。ついていけなかった単元、試してみるとうまくいった勉強方法。いつも「自分はどうしていたか」、記憶と経験をたどりながら、生徒たちの視点に立って考えています。そうすることで、アドバイスはより具体的になりますし、生徒も実践しやすくなっていると感じています。

 

こういったアプローチは、勉強だけでなく、進路について悩んでいる生徒に対しても同じです。今はWebを通していろんな情報が手に入りますが、やっぱり実際に大学に通う私たちにしかわからない「大学生活のリアル」があるのも事実。それを直接伝えられる機会があると、彼女らの進路決定の役に立てている実感ができ、私も誇らしく思います。

 

中高生の時期は、今思うと些細なことでも悩んだり、不安に思うこともあったりします。そんな彼女らと「一緒に悩む」ことは、チューターだからできることだと思います。先生に聞くほどでもないけどモヤモヤする、自分で調べても詳しくわからない。どんなに小さなことでも、一つひとつ放置せず、私たちにぶつけてみてほしいなと思います。