卒業生メッセージ

奥澤 美羽さん

東京学芸大学 教育学部 初等国語コース 1年

やらない後悔より、やって後悔を選んだ6年間でした。

将来、先生になりたい。その思いは、小学生の頃から心の中にありました。けれど当時は、どんな教師になりたいのか、はっきりとした姿は思い描けていませんでした。

 

鎌倉女学院での6年間は、そんな私にとって「理想の教師像」と出会う時間でした。先生と生徒の距離が近く、何気ない会話やハイタッチ、下校時に校門まで見送ってくださる姿など、日常の中にあたたかな関わりがあふれていました。先生方からいただいたその一つひとつの時間が、今の私の原点になっています。

 

高校3年生のときには、卒業アルバム委員会に参加しました。受験期に時間を割くことへの不安もありましたが、宝物のような鎌女の6年間を、自分の手でかたちに残したいと思ったからです。先生方への敬意を忘れずに写真撮影の段取りを行い、クラスページのデザインや配置にも最後までこだわり抜きました。思い出に向き合いながら制作した時間は、何にも代えがたい経験になりました。

 

また、文化祭や部活動など、複数の役割を同時に担う中で、すべてに全力で向き合うことを選び続けてきました。かつては失敗を恐れて一歩を踏み出せなかった私が、「やって後悔したい」と思えるようになったのは、鎌倉女学院で出会った仲間や環境のおかげです。

 

大学進学にあたっても、先生の「教育学部に行くなら最高峰で学びたくない?」という言葉が背中を押してくれました。現在は東京学芸大学で学びながら、国語を通して生徒の将来につながる学びを届けられる教師を目指しています。

 

鎌倉女学院で過ごした6年間は、宝物のような時間でした。あの日々の中で受け取ったものを、今度は自分が誰かに渡していけるような教師になりたいと思っています。