卒業生メッセージ

河野 優さん

早稲田大学 先進理工学部 化学・生命化学科 1年

一人ひとりと向き合い続けた日々が、私の芯になりました。

在学中、オーケストラ部で部長を務め、約100人の部員をまとめる役割を担いました。定期演奏会に向けて、全員が「部活が楽しい」と思える環境をつくりたい。その思いから、一人ひとりに声をかけ、部員と向き合うことを大切にしてきました。

 

ただ練習を重ねるだけでなく、それぞれの思いや状況に目を向けながら、どうすれば全員で同じ方向を向けるのかを考え続ける日々でした。部内で課題が生まれることもありましたが、対話を重ねながら一つずつ向き合い、乗り越えていく。その積み重ねが、部全体のまとまりにつながっていったと感じています。

 

また、英語教育や留学プログラムを通して、日本とは異なる文化や価値観に触れた経験も、大きな転機となりました。英語を人と人とをつなぐ手段として実感したことで、物事を一つの視点だけでなく、広い視野で捉える意識が育っていきました。

 

こうした経験の中で、困難な状況でも解決の糸口を見つけるまで考え続け、やり抜く力が身についていったのだと思います。試行錯誤を重ねながら前に進んでいく姿勢は、その後の受験や現在の学びにもつながっています。

 

現在は、早稲田大学先進理工学部で化学・生命化学を学びながら、難病の原因や治療法の解明を目指しています。将来は、難病で苦しむ人の希望となる研究に携わりたい。そしていつか、ノーベル賞を目指せるような成果を残したいと考えています。

 

私にとって鎌倉女学院は、「一つのことに最後まで情熱を注ぎ、打ち込む力」を授けてくれた場所です。その力を胸に、これからも自分の目標に向かって歩み続けていきたいと思います。